名古屋工業大学 大囿研究室
Ozono Laboratory, Nagoya Institute of Technology

AI for Education



メンバー

金子, 小西

概要

人工知能(AI)は、今日の教育における最大の課題のいくつかに対処し,教育や学習の実践を革新する可能性を持っています.AIはすでに,主にスキルアップを支援するツールやテストシステムなどで教育に応用されています.AI教育ソリューションの成熟が進むにつれ,AIが学習や教育におけるニーズのギャップを埋め,学校や教師がこれまで以上の力を発揮できるようになることが期待されています.そのため,私たちのラボでは,学校,生徒,教師が日々直面している問題を解決するための革新的なAIのアプローチを生み出すことに重点を置いたプロジェクトも行っています.

このカテゴリーの研究のひとつに,講義ビデオを視聴する際の学生のエンゲージメントを推定するものがあります.オンライン授業は,対面での授業に代わるもので,教育資源の偏在や時間の制約の問題を解決できます.しかし,オンライン授業では,対面授業と比べて,授業内容に対する生徒の反応を教師が知ることは困難です.そこで,生徒の頭の動きや表情などからエンゲージメントを推測し,授業の良し悪しを評価します.

他にも,論文の文献リストの表記ゆれを自動で解消する研究があります.論文執筆において文献リストの表記ゆれを解消する作業は,知識が足りない初学者にとって難しいです.そこで,どのような表記ゆれがあるかを分析し,自動的な表記ゆれの解消を目指します.